こんにちは!ALIVE used clothingのケンタです。もう2023年も終盤に差し掛かってきましたね。皆さんは今年どんな一年だったでしょうか?僕自身は念願の古着屋を始めた記念の年になりました。これからも皆さんに愛される古着屋を目指して頑張っていこうと思っておりますので、よろしくお願い致します。
最近は気温もかなり下がってきて本格的にアウターが活躍してくれる時期になりました。ALIVE used clothingでも数多くのアウターを取り揃えておりますので、是非ご覧になってください。
本日は、「日本の古着の歴史」についてお話しさせて頂きます。皆さんに古着の歴史、魅力をお伝えしていければと思いますので、よろしくお願い致します。
1.日本での古着文化は室町時代から
日本での古着文化は室町時代からありました。室町時代と聞いてもあまりピンとこない方もいると思いますが、室町時代は1336年〜1568年の間なので、かなり前の時代からその文化があったと言うことになります。驚きですよね。この頃は素材調達の難しさや機織り機を用いて手作業での作成に手間がかかり、衣服は消耗品ではなく貴重品として認識されており、室町時代から古着屋が存在していました。
この頃の古着屋では、単純に衣服を買うことだけでは無く、衣服を長く着用する為に古着の端切れを購入して、それぞれ自分たちの衣服を修繕したり、新しく衣服を仕立てたりしていました。その為、質の良い着物や反物などは高値で取引されており、当時から多くの人々が古着屋を了解していました。
2.世界大戦終戦後の変化
日本の古着文化が発展してから大きく変化することはありませんでしたが、世界大戦終戦後に転機を迎えます。世界大戦終戦後は物資が不足していました。その際にアメリカ軍の払い下げ品などの海外古着が物資として80万点以上輸入されました。現在でもミリタリーアイテムとして日本中で売買されており、多くの人々から支持を得ている古着のジャンルのひとつとなっています。ですが、当時はファッションアイテムとして認識されていた訳では無く、あくまでも日用品としての側面が大きかった為、現在のように価値がつく物ではありませんでした。
3.ヴィンテージブーム
そんな中、日本で古着への認識が変わり、ファッションアイテムとして流行し始めたのは、1970年代からです。やがて日本がバブル経済に突入した1980年には50’s・60’sの古着がファッションアイテムとしてブームを巻き起こし、世界大戦終戦後に物資として輸入されていた海外古着に歴史的価値を見出されたことから、それまでファッションアイテムとして価値が無かった古着が高額で売買されるようになりました。現在でも、ヴィンテージアイテムは爆発的な人気を誇り、世界中の多くの人々から支持を得ています。また、歴史的価値のあるヴィンテージアイテムをサンプリングして、多くのブランドからヴィンテージ加工されたアイテムが多く発売されていたり、個人でヴィンテージ加工を施し世界にひとつだけのオリジナルアイテムを作る人たちもいて、古着文化がさらに盛り上がってきているように感じます。個性的で他の人と被らないファッションを好む方に古着はもってこいのアイテムだと思います。
4.まとめ
古着文化は長い歴史があり、時代と共に大きく変化してきました。現在では、流行に合わせて低価格なアイテムを数回着たら服を買い直すというファストファッションが主流となってきていますが、歴史的に希少価値があり、流行に左右されないヴィンテージアイテムはとても魅力的なものだと改めて感じました。決してファストファッションが良くないものでは無く、逆にファストファッションにしかない良さも沢山あるので、優劣をつけることはできません。なので、自分がより魅力的に感じたものを選択することが大事だと思います。また、ファストファッションとヴィンテージアイテムを取り入れたスタイリングや、様々なジャンルのものを組み合わせるのも面白いですね。
5.ALIVE used clothingから皆様へ
古着文化はこれから先も続いていくと思われる魅力的な文化のひとつです。ALIVE used clothingでは、そんな魅力的な古着の中から一点一点直接手に取って吟味したアメリカ直輸入のアイテムです。1970年以前のヴィンテージ物からアメカジやミリタリー、オールドスケート物など、ジャンルや種類もバリエーション豊かな商品を数多くラインナップしております。
お客様それぞれの感性で、自分らしい一着をチョイスしてみて頂きたいです。是非、ALIVE used clothingのオンラインストアからご覧下さい。
最後になりますが、今年も残すところ10日となりました。2023年からオープンさせて頂きましたALIVE used clothingですが、皆様に支えて頂いたこと、心より感謝申し上げます。そして、これからもより一層皆様に楽しんで頂けるように精進して参りますので、よろしくお願い致します。
本日もご覧頂きありがとうございました。
では、また!